ロート製薬のデオドラント「デオボール」はわきがに効果なし?

ロートのデオボール

「汗をかくたび香りはじける!」のキャッチフレーズで知られるロート製薬の「デオボール」は、これまでにないタイプのデオドラントです。

ただ、のデオボールがわきがに効果がないという口コミも散見されます。

わきがに悩んでいる人にとっては気になるところですので、さっそくこの口コミについて検証してみましょう。

ロート製薬の「デオボール」がわきがに効果なしという口コミの詳細は?

PCを見ながら考える女性

デオボールのネガティブな書き込みで目立つのは、臭いが混ざることで逆効果になってしまったというものです。

「わきがの臭いと混ざって変な臭いがしてきた」(20代女性)

「すぐに汗をかいてしまうし、汗をかくと臭いが余計に酷くなった」(10代女性)

「臭いが消えるどころか逆に悪臭が酷くなった」(20代女性)

このあたりがデオボールが効果なしという口コミの代表的な例です。

また、上にも出てきたように汗を止める能力についてもネガティブなレビューが見られます。

「汗をかいてもいい匂いというだけで、汗そのものは抑えてくれなかった」(20代女性)

このあたりが代表的でしょう。

こうしたネガティブな書き込みは、どこまで正しいものなのでしょうか。

デオボールの成分を調べたうえで、検証してみましょう。

デオボールの殺菌成分については問題なし

ポイントを示す女性

わきがの臭いを抑えるためには、2つのことが必要です。

ひとつはわきがの臭いの原因であるコリネバクテリウムを退治すること、もうひとつはコリネバクテリウムの栄養分となるアポクリン腺からの汗を抑えることです。

わきが対策デオドラントにはこの両方の成分が含まれていなければなりませんが、デオボールについてはどうでしょうか。

まず、殺菌成分に目を向けると、ベンザルコニウム塩化物とイソプロピルメチルフェノールが含まれています。

このうち、イソプロピルメチルフェノールはわきがクリームに使用されているものと同じで、コリネバクテリウムの殺菌能力については期待できそうです。

これにベンザルコニウム塩化物が加わるわけですから、殺菌効果はさらに強化されています。

これならば塗布することでコリネバクテリウムの繁殖を抑え、臭いの成分を減らすことができるでしょう。

つまり、デオボールは殺菌成分については十分に合格点を与えられるということです。もし問題があるとするならば、それ以外のところになりそうです。

デオボールの制汗成分の弱さが問題?!

考える女性

では、制汗成分を見てみましょう。デオボールに含まれているのはクロルヒドロキシアルミニウムというものです。

これは最近の制汗剤では最も多いタイプのもので、肌への刺激が小さいことが特徴です。

ただ、効果という点では正直なところ、医療機関で処方されている塩化アルミニウムや、わきがクリームに含まれているパラフェノールスルホン酸亜鉛には劣っています。なぜこのようなことになるのでしょうか。

まず、塩化アルミニウムはワキの下に塗布すると汗腺に浸透して結晶化し、出口を塞いでしまいます。

これによって汗が外に出ないようにしているのです。また、パラフェノールスルホン酸亜鉛はアポクリン腺の汗に含まれるタンパク質と反応して栓を作り、汗が外に出ないようにします。

パラフェノールスルホン酸の方がわきがに関係するアポクリン腺に特化しているという違いがあるものの、汗腺の出口を塞いでしまうという点は共通しています。

これに対して、クロルヒドロキシアルミニウムの効果は汗腺の出口を収縮させて、汗を出にくくするだけです。

確かに、汗腺を塞いでしまうと内部に汗がたまって水ぶくれのようになる「汗疱」ができてしまうことがあり、クロルヒドロキシアルミニウムならばこのデメリットはありません。

しかし、大量の汗が出るような局面では、汗腺を狭めるだけでは効果が不十分になってしまうという問題点もあるのです。

上記の「汗を止めてくれない」という口コミは、クロルヒドロキシアルミニウムの特性に起因するものだといっていいでしょう。

デオボールに含まれる香料の「落とし穴」とは

手でストップをかける女性

そして、もうひとつの問題点は、汗をかくと香りが出るというデオボールの性質そのものにあります。

香水がわきがの臭いを抑える目的で開発されているように、香料とわきがの臭いは必ずしも相性の悪いものではありません。ただ、わきがの臭いの種類によって相性が悪くなってしまうケースがあるのです。

わきが臭といっても、人によって臭いは違います。カレーのような臭い、鉛筆のような臭い、腐ったタマネギのような臭い、柑橘系の臭いなど、人それぞれです。

そして、それぞれの臭いに対して効果的な香料と、そうでない香料があります。例えば、柑橘系のわきが臭にシトラス系の香料を使うと、臭いが増幅されて逆効果になってしまいます。

デオボールはこうしたことを想定して4種類の香りが設定されていますが、もし相性の悪い臭いを選んでしまったら目も当てられないことになります。これがネガティブなレビューにつながっているといえるでしょう。

こうしたことがないように、わきがクリームは香料が含まれていません。これならば臭いの相性を気にする必要がないからです。香料入りという時点で、デオボールは人を選ぶ製品になっているのです。

デオボールは殺菌効果については問題ありませんし、香料も相性が良ければ一定の効果があるでしょう。

ただ、相性の悪い香料の製品に当たると、臭いが混じって目も当てられないことになります。人を選ぶ製品だということを、あらかじめ理解しておく必要があるでしょう。

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